時価総額ランキングで7位に位置し、日本人からの人気が高いとされる「ネム(NEM・XEM)」。ただ、購入できる取引所って意外に少ないんですよね。国内ではコインチェックとザイフのみです。
追記:先日のネム不正流出騒動により、現在コインチェックでは新規登録、コイン売買が制限されています。そのため、国内取引所でネムを購入できるのはザイフのみです。
メジャーな海外取引所で取り扱いがあるのは以下の5つ。2018年3月追記:バイナンスがネムの取り扱いを開始しました。
- Bittrex(ビットレックス)
- POLONIEX(ポロニエックス)
- HItBTC(ヒットBTC)
- YoBit(ヨービット)
- Cryptopia(クリプトピア)
- Binance(バイナンス)
それぞれの手数料や使い勝手について解説していきますね。ただ、結論から言うと結局ザイフが一番おすすめです。手数料が最も安いので。海外取引所じゃないとヤダ!という人以外は、ザイフを使うといいですよ。
[bp-cta]目次
Bittrex(ビットレックス)
ビットレックスはアメリカの企業が運営する取引所で、200種類以上の通貨が取り扱われています。
また、取引高が世界1位だったこともあり、取引の流動性については全く問題ありません。スムーズにネムの売買ができますよ。
取引手数料は一律0.25%。シンプルな取引画面で、板取引ができる人なら問題なく使えるでしょう。日本語対応はしていないので、英語が全く読めないと使いづらいかもしれません。
現在は新規登録停止中
ビットレックスは、すでに登録中のユーザーへの対応を優先するため、一時的に新規登録を受付停止にしています。
再開の時期も発表されていないので、登録していない場合は他の取引所を使いましょう。
POLONIEX(ポロニエックス)
ポロニエックスはビットレックスに次いで取引高が多く、ネムのトレードも活発に行われています。
手数料は月間の取引量に応じて変化する形式で、取引量が多いほど安くなります。詳細は以下の表を見てください。
makerとtakerってなんやねん?という人はこちらの記事を参考にどうぞ。
maker手数料とtaker手数料の違いを知ってお得に仮想通貨を取引しよう
ポロニエックスも日本語対応はしていないため、英語が苦手だと少し苦戦するかもしれません。取引画面はシンプルでいい感じです。
アカウント登録にはパスポートが必要
ポロニエックスでは、アカウント登録時の本人確認書類はパスポートしか認められていません。
なので、パスポートを持っていない場合は他の取引所を使うしかありません。
HitBTC(ヒットBTC)
hitBTCのメリットは本人確認が不要なこと。アカウント登録すればすぐに取引できるようになります。
手数料も格安で、以下の通り。
- maker:-0.01%
- taker:0.1%
makerなら取引価格の0.01%がキャッシュバックされます。取引高もそこそこあるので、トレードに関してあまり困ることはないでしょう。トレード画面はこんな感じ。
不満点を挙げるとすればややサイトが重いことと、本人確認がないためにセキュリティ面で不安があることでしょうか。二段階認証は必ず設定しておきましょう。
YoBit(ヨービット)
YoBitの特徴は取引ペアが豊富なこと。ネムに関しても以下の4種類のコインでトレードできます。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ワベス(WAVES)
- ドージコイン(DOGE)
手数料は取引価格の0.2%となっています。トレード画面はちょっとごちゃこちゃしているかも。
一つ気になるのが、Yobitは運営元が不明なんですよね・・・。
何の前ぶれもなく閉鎖というリスクもあるので、YoBitにコインを置くのは避け、自分のウォレットに移しておきましょう。
Cryptopia(クリプトピア)
クリプトピアが魔境と呼ばれる理由は、あまりに多くのマイナーコインを扱っているため。中には怪しすぎるコインもあり、草コインが好きな人にとってはまさに楽園?かもしれません。
取引手数料は0.2%で、ライトコイン建て、ドージコイン建てでも取引できます。
取引画面もシンプルで好印象なのですが、注文フォームが少し使いにくく感じます。取引高もそこまで多くないので、おすすめの取引所とは言い難いですね・・・。
(0が多すぎて手打ちが面倒なんですよ・・・。)
Binance(バイナンス)
サーバーが強く、セキュリティも堅牢、さらに手数料も安い(0.05%)と三拍子揃っているバイナンス。2018年3月からネムの取り扱いがスタートしたことから、海外取引所でネムを買うならバイナンス一択と言っても過言ではありません。
ただ現在、バイナンスは日本国内での営業に関して金融庁から警告を受けており、最悪、日本人のサービス利用を停止する可能性もあります。事態が収拾するまでは利用を控えたほうが無難です。
特別な理由がなければザイフを使おう
ネムが上場している海外取引所は少なく、また、海外取引所を使う旨味もそこまでありません。手数料も格別安いわけではないので・・・。
国内取引所のザイフなら取引手数料が無料、もしくは0.1%で、サイトも当然日本語なので困ることはありません。
(makerで無料、takerで0.1%です。)
困ったときに日本語で検索できる、質問できるというのも大きなメリットですね。
サーバーが弱いというデメリットがありますが、最近は改善されてきていますし、特別な理由がないならザイフの利用をおすすめしますよ。自分もネムはザイフで取引しています。
まとめ
まとめるとこんな感じ。
- ネムが上場している海外取引所は少ない
- 素直にザイフを使ったほうがメリットが多い
これからネムを上場させる海外取引所が増えてくるでしょうから、その動向はチェックしておきたいところです。
コインの種類によって取引所を使い分けるのが基本なので、まだザイフにアカウント登録していないなら、この機会に済ませておきましょう。