ビットメックスの使い方がよくわからない。。
人気海外取引所ビットメックスの口座をとりあえず開設してみたものの、うまく使いこなせない。。。なんて思っていませんか。
始めて海外取引所を使う人にとっては、ビットメックスは少し操作が難しいかもしれません。
ビットメックスは最大レバレッジ100倍の仮想通貨FX専用の取引所(追証なし)。
追証(追加証拠金制度)がないため、仮想通貨FXで借金を負わせられるなんてことはほとんどありえない取引所なんです。
もちろんビットメックスはFX上級者が使いがちですが、低レバレッジで仮想通貨FXを始めることもできるため、初心者にもおすすめですよ!
この記事を読みと、
- ビットメックス(BitMEX)のアカウント登録から入金/出金のやり方がわかる
- ビットメックス(BitMEX)の数種類の注文方法の違いや出し方がわかる
- ビットメックス(BitMEX)の取引画面の見方やその他全般的な使い方が全てわかる
以上の知識が身につきます。ビットメックスの説明書だと思ってぜひ参考にしてみてください。
▼BitMEXの超カンタンな登録方法はコチラ▼
BitMEX(ビットメックス)の登録方法を完全ガイド|口座開設方法をやさしく解説!
BitMEX(ビットメックス)の登録/入金方法
ビットメックスに登録するために必要な情報はこの2つのみ。国内取引所と違い、本人確認審査もありません。
- メールアドレス
- パスワード
登録にかかる時間はだいたい2~3分といったところ。早い人は1分ぐらいで終わるのでは。
こちらのリンクから登録すると、取引手数料が半年間10%OFFになるのでお得ですよ。
詳しいビットメックスの登録方法はこちらから。

さてアカウント登録が終われば、取引所に入金することができます。
海外取引所なので日本円を入金することはできず、ビットコイン(BTC)のみの入金になります。
ログイン後、右上の「アカウント&セキュリティ」から左メニュー「ウォレット>入金」を選択。
ビットメックス側の入金用ビットコインアドレスが表示されるので、送金元側でこのアドレスを入力し、送金作業完了です。
ちなみにビットメックスの入金手数料はかかりません。ただ送金元の送金手数料に注意しましょう。
[bp-cta]ビットメックスの詳しい入金方法は下記の記事を参考にしてください。

BitMEX(ビットメックス)の使い方
ビットメックスの基本的な使い方をまとめました。
特に初めて使う人は参考にしてみてくださいね。
取引にかかる手数料
ビットメックスの取引にかかる手数料はかなり割安ということで知られています。
中にはマイナスになる手数料(取引すればするほどもらえる)も。
取り扱いのある12種類のアルトコインそれぞれにかかる手数料をまとめました。
通貨名 | メイカー手数料 | テイカー手数料 | 決済手数料 |
---|---|---|---|
カルダノ (ADA) | -0.05% | 0.25% | 0.25% |
ビットコインキャッシュ(BCH) | -0.05% | 0.25% | 0.25% |
ダッシュ (DASH) | -0.05% | 0.25% | 0.25% |
イーサリアムクラッシック (ETC) | -0.05% | 0.25% | 0.25% |
イーサリアム (ETH) | -0.05% | 0.25% | 0.25% |
ライトコイン (LTC) | -0.05% | 0.25% | 0.25% |
ネオ (NEO) | -0.05% | 0.25% | 0.25% |
ステラ (XLM) | -0.05% | 0.25% | 0.25% |
モネロ (XMR) | -0.05% | 0.25% | 0.25% |
リップル (XRP) | -0.05% | 0.25% | 0.25% |
ジーキャッシュ (ZEC) | -0.05% | 0.25% | 0.25% |
ポジションをとる際には、自分がメイカー/テイカーどちらになるのか慎重になる必要があるでしょう。
メイカー:取引板にない金額で注文を出すユーザー
テイカー:取引板にある金額を”取って”注文をだすユーザー
メイカーはテイカーに比べて約定するまで時間がかかるので、一般的に手数料の恩恵を受けることがあります。
ビットメックスについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

取引画面の解説
ビットメックスの取引画面はちょっと複雑かもしれません。番号をつけて解説してみました。
- 注文画面:買い(ロング)や売り(ショート)の注文はこちらで出します。
- レバレッジ設定:デフォルトで最大レバレッジ(100倍)になっていますが、手動で1倍~設定できます。
- 契約の詳細:24時間出来高や満期日、ビットコイン無期限の場合は次の資金調達までの時間や資金調達率など重要な情報が載っているパネルです。
- 通貨ペアの選択:通貨ペアの選択はこちらのタブで切り替えをすることができますよ。(BitMEXではビットコインの表記はXBTなので注意!)
- 売り板/買い板:ここで売り注文と買い注文がどれくらいなのか見ることができます。
- 価格チャート:ここでチャート(TradingView)を確認することができます。
- デプスチャート:売りと買いの数量を視覚的にわかりやすく表示したチャート。
- 約定履歴:全体の約定履歴を見ることができます。
- 自分のポジション、アクティブな注文、約定・注文履歴など:自分が現在持っているポジションや注文中で約定待ちの注文、過去の注文履歴などが表示されます。
7種類の注文方法
ビットメックスでは状況に応じて細かい注文を出すことができます。
注文画面には「指値」「成行」「ストップ指値」のみ表示されていますが、右側の▽マークをクリックすると残りの注文方法も出てきますよ。
ちなみにビットメックスでは下記7種類の注文方法が可能です。
- 成行
- 指値
- ストップ成行・ストップ指値
- トレイリングストップ
- 利食い成行・利食い指値
それぞれ画像を使って説明していきますね。
①成行 |
---|
![]() 現在の取引価格ですぐに約定させる注文です。 すぐに買いたい・売りたいという時に即座に約定させることができますが、テイカー手数料がかかります。 |
②指値 |
![]() この価格になったら買う(売る)と価格を指定する注文方法です。 自分の買いたい(売りたい)価格で注文できますが、相場が指定した価格にならなければいつまでたっても約定しないこともあります。 |
③ストップ成行・④ストップ指値 |
![]() ※画像はストップ指値。 ストップ注文とは相場が指定したストップ価格にならないとオーダーブックに記録されない注文です。 |
⑤トレイリングストップ |
![]() トレイリングストップはストップ注文の一種で、ストップ注文は「9,000ドルになったら注文する」のように価格を指定して注文を出す方法でしたが、トレイリングストップは「200ドル上がったら注文する」というように上がり幅(下がり幅)を指定する注文方法です。トレイル値をプラスにすれば買い注文、マイナスにすれば売りから入れます。 |
⑥利食い成行・⑦利食い指値 |
![]() ※画像は利食い指値。 利食い注文はストップ注文とほぼ同じです。ストップ注文が主に自分の意図した価格と逆に動いたときの損切りに使われることに対して、利食い注文は自分に有利な値動きをしたときの利益確定用に使います。 |
色々な注文方法がありますが、主に使うのは「成行/指値注文」です。
チャートをみながら適切なタイミングで最適な注文が出せるように練習してみるといいかもしれませんね。
注文のオプション設定
トリガ
ストップ注文など基準とする価格が必要な注文方法の際に有効になるオプションです。
BitMEXでは「直近価格」「指標価格」「マーク価格」の3種類の価格から選択できます。
- 直近価格:BitMEXで最後に取引された価格
- インデックス(指標価格):参考取引所(Bitstamp&GDAX)での直近価格
- マーク価格:インデックス価格にBitMEXがベーシスという特殊な計算を加えた価格です。ロスカット価格等に使用されており、相場急変時にもなだらかに動きます。
トリガ時に決済
デフォルトでONになっており、注文時にポジションを持っている場合、既存ポジションを決済・減少させる注文となります。
チェックを外すと既にポジションを持っていたとしても新規でポジションを建てます。
Post-Only
Post-Onlyにチェックを入れると必ず板に注文を載せるので、メイカー手数料を受け取ることができます。
非表示
Post-Onlyと反対にオーダーブックに自分の注文を載せなくする設定です。
減少限定
新規でポジションを増やさず、すでに保有しているポジションを減らしたいときに使います。
注文の有効期限
「GoodTillCancel(通称:GTC)」「ImmediateorCancel(通称:IOC)」「FillOrKill(通称:FOK)」の3種類の有効期限を設定できます。
デフォルトはGoodTillCancelになっており、よく分からなければこのままで問題ありません。
- GoodTillCancel(GTC):注文が成立するか、キャンセルするまで有効
- ImmediateorCancel(IOC):指定した価格かそれよりも有利な値段で今すぐに全部あるいは一部を約定させ、成立しなかった注文はキャンセル
- FillOrKill(FOK):全数量がいますぐに約定しなかった場合は全数量をキャンセル
レバレッジ設定
BitMEXのレバレッジ設定は上図の赤枠で囲ったスライダーを動かすことで自在に設定可能。
スライダーの右端の鉛筆みたいなマークをクリックすれば、数字を手動で入力することもできます。
初期設定では左端の「クロスマージン(Cross Margin)」になっています。
そこから右にスライドして1倍、2倍、3倍、100倍など数字でレバレッジを設定すると分離マージン(Isolated Margin)となります。
クロスマージン:口座に入金しているビットコイン全額を証拠金として使う設定。(レバレッジは常に最大値)
分離マージン:口座のビットコイン全額ではなく、必要な証拠金のみを一部使う設定。
少々分かりにくいので具体例で説明していきます。
BitMEXの口座に5XBT入金していて、100XBTのロングポジションを取ったとします。
レバレッジ100倍だとこのときに必要な証拠金は1XBTです。
クロスマージンの場合は口座の全額を証拠金とするので、1XBTの必要証拠金に対して5倍の5XBTあるので証拠金維持率は500%となります。
分離マージンの場合は、口座の5XBTのうち1XBTのみを必要証拠金として使うので証拠金維持率は100%となります。
なので、クロスマージンは証拠金維持率を高くすることができます。よって、損失が出た場合でもロスカットを遅らせることができます。
ただし、ロスカットされた場合は口座内のビットコインの大半を失います。
分離マージンは証拠金維持率が低くなるので、ちょっとした損失ですぐにロスカットされるリスクがあります。
ただし、万が一ロスカットされた場合の被害は少なくできますよ。
どちらがいいかはトレードスタイルにもよりますが、基本的にはクロスマージンで証拠金維持率をできるだけ高くしてロスカットされないようにした方がいいでしょう。
BitMEX(ビットメックス)の出金方法
右上の「アカウント&セキュリティ」から左メニューの「ウォレット>出金」から、各情報を入力しましょう。
ビットメックスの出金にかかる手数料はマイナー手数料(ビットコインネットワーク料金)のみとなっています。
これはネットワークの混雑具合によって変動しますが、
ビットメックスでは0.001XBTを推奨していて、0.0002XBT以上の手数料設定を義務付けていますよ。
ちなみにビットメックスの出金処理は一日に一回しか処理されないので、出金されないトラブルなどはこの時間をチェックするといいかもしれません。
ビットメックスから出金ができなかったり、出金にかかる時間が知りたい方はこちらから。

BitMEX(ビットメックス)の使い方まとめ
ビットメックスを含め、海外取引所の操作には結局慣れが必要です。
特に初心者は登録から入金/出金、少額で注文を一通りやってみることが大切。
いきなり高レバレッジで取引するのではなく、ビットメックス公式のテスト環境も駆使して安全に仮想通貨FXを初めてみましょうね。
▼BitMEXの超カンタンな登録方法はコチラ▼
BitMEX(ビットメックス)の登録方法を完全ガイド|口座開設方法をやさしく解説!