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FilecoinはICOで2017年当時、歴代2位となる約282億円もの資金を調達した仮想通貨です。
数ある仮想通貨の中でも、その将来性には大きな期待が集まっています。
また、ブロックチェーン上でストレージの貸し借りができるという画期的なアイディアも注目されるポイントの1つです。
今回の記事では、Filecoinの基礎情報から特徴、マイニング方法まで徹底的に解説していきます!
- Filecoinはスマホやパソコンの空き容量を貸したり借りたりできるプロジェクト!
- ストレージマーケットでは自身のストレージを貸したりファイルのアップロードのために借りたりすることができる!
- リトリーブマーケットでは分散して保管されたアップロードしたデータを1つに再構築し、秘密鍵を使うことでアクセスできる!
- 空いたストレージを貸して報酬を得るストレージマイニングという方法と、保管したデータを組み合わせてユーザーへ提供する2つのリトリーブマイニングという2つの方法がある!
- JPモルガンなどの大手企業も投資していることから、将来的に値上がりする可能性は非常に高い!
- Filecoinのマイニングは「FILECOIN MINERスターターキット」を購入することで、誰でもカンタンに始めることができる!
目次
Filecoin(ファイルコイン)とは?基礎情報をおさらい!
通貨名称 | Filecoin(ファイルコイン) |
数量単位 | FIL |
発行数 | 2億FIL |
発行時期 | 2017年9月 |
考案者 | Juan Benet氏 |
FilecoinはProtocol Labs社のJuan Benet氏が考案した仮想通貨です。
プロ投資家や著名VCのみを対象としたICOでは、2017年当時の調達額としては第2位となる約282億円もの資金を調達しました。
PCやスマホなどの使っていない空き領域を、ブロックチェーンを使い共有しようという画期的なプロジェクトです。
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Filecoin(ファイルコイン)の特徴
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特徴① 分散型ストレージネットワーク
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パソコンやスマホには記憶領域(ストレージ)があり、この大きさ(容量)によってどれくらいのデータを保管できるのかが決まります。
実際に商品を購入する際にも、自分に合った容量の機種を購入することでしょう。
一方で、購入後に想定していたほど大きな容量を使わなかったということはよくあります。
その逆もあり、購入後により多くのデータを保管するようになり、容量が足りなくなるということもあるでしょう。
現在世界では約50%ものストレージが使われていないと言われています。
Filecoinはこうした問題点を解決するためのプロジェクトです。
具体的には、ブロックチェーンの技術を使い、ストレージの空き領域を他のユーザーへ貸し出すことができます。
ブロックチェーン技術を使うことで、ユーザー同士がP2P(ピア・ツー・ピア)で直接ストレージのやり取りを行うことが可能です。
そして、貸し出した人には報酬としてFilecoinを受け取ることができます。
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特徴② ICOで多額の資金調達に成功
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FilecoinのICOがスタートしたのは、2017年8月11日です。
プレセール(前売り)では開始1時間足らずで日本円換算で約170億円となる1億8600万ドルを調達しました。
そして、最終的には約282億円相当となる2億5700万ドルの資金調達に成功しています。
このICOでは参加要件が高く設定されており、総資産1億ドル以上か1年間で20万ドル以上の利益を出した投資家しか参加することができませんでした。
それにも関わらず多額の資金調達をしたことからも、Filecoinの将来性に多くの投資家が期待していることが分かります。
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特徴③ 2つのマーケットを保有している
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- ストレージマーケット(Storage Market)
- リトリーブマーケット(Retrieve Market)
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ストレージマーケット(Storage Market)
ストレージマーケットでは、ストレージを貸したい人と借りたい人のマッチングが行われます。
ファイルを保管したくても容量が足りないユーザーが、容量が空いているユーザーから借りることが可能です。
ユーザーがファイルをアップロードすると、そのデータは暗号化されネットワーク上で分散して保管されます。
これによって他のユーザーのストレージを借りながらも、データを第三者に知られることなく保管することが可能です。
また、このデータはアロケーションテーブル(ファイルの位置情報を管理する領域)でネットワークに公開されており、誰でも確認することができます。
貸し出した人はその証明書であるProof of Storageを発行することができます。
この仕組みによって、Filecoinでは誰でもかんたんにマイニングに参加することができるのです。
リトリーブマーケット(Retrieve Market)
リトリーブマーケットでは、ユーザーが自身でアップロードしたデータにアクセスすることができます。
データはネットワーク上で分散されていますが、これらのデータを1つにまとめ秘密鍵を使うことで閲覧が可能です。
このデータの取りまとめを最も早く行ったマイナーに対して、報酬が支払われます。
また、リトリーブマーケットでは注文はブロックチェーン外で可能です。
ストレージマーケットと比較すると、ハブを使い地域性に合わせて最適化されるなどの違いがある点も特徴と言えるでしょう。
特徴④ 2つのマイニング方法が存在する
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- ストレージマイナー(Storage Miner)
- リトリーブマイナー(Retrieve Miner)
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ストレージマイナー(Storage Miner)
ストレージマイナーは、自身のストレージを貸し出すことでマイニングに参加する方法です。
ストレージを貸し出すことで、その対価としてFILトークンを受け取ることができます。
ストレージマイナーはストレージを貸し出す際に、空き容量が一定期間埋まらないことを保証する宣誓を行います。
また、それを保証するために担保としてFILトークンを提出することで、ストレージマーケットで空き容量を売りに出すことが可能です。
貸し出した後はProof of Storageを定期的に発行し、自身がデータを保管していることを証明します。
万が一データが破損したり保管できていなかったりした場合、担保として提出していたFILトークンは没収されることになります。
リトリーブマイナー(Retrieve Miner)
リトリーブマイナーは分散されたデータを集めることで報酬を得るマイニング方法です。
ネットワーク上にアップロードされたデータは、分散して保管されています。
リトリーブマイナーはユーザーがデータへアクセスする際に、位置情報を確認できるアロケーションテーブルを基にこれらのデータを1つにまとめる作業を担います。
ユーザーとマイナーの間で手数料となるFILトークンの合意が得られれば、マイナーはその報酬としてFILトークンを受け取ることが可能です。
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Filecoin(ファイルコイン)の今後・将来性|価格は上がるの?
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① 既に先物取引が行われている
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Filecoinは大手取引所のGateやLbankなどで先物取引が行われています。
また、月間でも800億円から1000億円ほど取引されています。
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② 中国の大手企業がマイニングに参入
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Filecoinのマイニングには、f2poolやTomorrowグループなどが参入しています。
どちらも中国系のマイニング企業として、大きなシェアを誇っています。
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③ ICOには有名企業「約2100社」が参加!
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FilecoinのICOは2017年8月に行われました。
この時にはJPモルガンなどの大手企業や機関投資家が2100社以上参加しています。
大手企業は投資をしているため、利益を出すためにより高い価格で売却をしなければいけません。
そのため、マーケットメイクでFilecoinの価格を押し上げようとすることが見込めます。
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④ 複数の企業が「Filecoinネットワーク」に既に参加済!
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Filecoinのネットワークには、グーグルやウィキペディアなどの企業も既に参加しています。
今後は加入企業のさらなる増加も見込めることでしょう。
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Filecoin(ファイルコイン)について まとめ
以上、Filecoinについて解説してきました。
あらためて、今回の記事のポイントをまとめておきましょう。
- Filecoinはストレージの貸し借りができる画期的なプロジェクト!
- Filecoinはストレージの貸し借りで報酬を得るものとデータを組み合わせるリトリーブの2つのマイニング方法がある!
- 大手企業も多数参加し歴代2位の資金調達を達成しているので、今後の値上がりも大いに期待できる!
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またマイニングを行うためには、あらかじめ「FILECOIN MINERスターターキット」を購入しておきましょう!