ビットコインを主とした仮想通貨を買うには、仮想通貨取引所に登録する必要があります。
国内取引所として有名なのは、bitFlyer(ビットフライヤー)、Coincheck(コインチェック)、Zaif(ザイフ)の3つ。それぞれ取り扱っているコインが異なることから、買いたいコインによって使い分けるのが基本です。
現在bitFlyerは金融庁からの業務改善命令により新規登録を受け付けていません。 新規登録が再開するまでは他の取引所での口座開設をおすすめします。
どれをメインにするのかは個人の好みですが、一つ知っておきたいのが補償に関すること。アカウントの不正ログインや、それによるコインの盗難が起きたとき、各取引所がどう対応してくれるのかは知っておくべきです。
取引所ごとの補償内容を以下にまとめたので、ぜひ参考にどうぞ。
目次
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必ず複数の取引所に登録を!
ビットフライヤーの補償内容、条件など
重要なポイントを箇条書きにします。
- 補償が適用されるのは二段階認証設定をしたアカウントのみ
- 補償金額の上限は500万円、または10万円
- 日本円の不正出金のみが対象
それぞれについて詳しく解説していきますね。公式ページによる解説はこちら
補償が適用されるのは二段階認証設定をしたアカウントのみ
ログイン時にはIDとパスワードを入力するのが基本ですが、二段階認証の設定をしておくと、さらに特定の文字列の入力が求められるようになります。
Gmailやスマホのアプリに文字列が送信、または表示され、それを入力しなければログインを完了させることができません。
これにより不正ログインのリスクを大きく減らすことができます。毎回入力が必要になるから、ちょっとめんどくさいけどね・・・。
そして、万が一不正出金の被害にあったとき、補償してもらえるのはこの二段階認証を済ませたアカウントのみです。最低限の自衛はしておいてねってことですね。
二段階認証の設定はすぐできるので、アカウント登録をしたら忘れずにしておきましょう。また、Gmailで二段階認証する場合、Googleアカウント自体にも二段階認証を設定できるので、忘れずに設定しておくことをおすすめします。
補償金額の上限は500万円、または10万円
補償金額の上限は決まっており、取引所に預けている金額によって変わります。
円換算で100万円以上預けていた場合は500万円、それ以外の場合は10万円となるようです。
日本円の不正出金のみが対象
対応してくれるのは日本円の不正出金だけであることに注意。もし仮想通貨のまま盗難されてしまった場合、補償してもらえません。このパターンのほうが被害が多い気がする(Twitterでごくまれに見かける)ので、これはどうなんでしょうか・・・。
その他の条件
他にもこんな条件があります。
- 盗難から14日以内に警察に届け出を提出し、それが受理されていること
- 使用しているソフトウェアが最新のものであること
古いバージョンのソフトウェアは脆弱性が見つかることも多いので、定期的に更新作業をしておいたほうがいいですね。
また、補償されるのは1年間に1回のみ。複数回、不正出金されるのはそうそうないとは思いますが・・・。
現時点で補償対応があるのはビットフライヤーだけなので、セキュリティに関してはビットフライヤーが頭一つ抜きん出ている印象です。
Coincheckの補償内容、条件など
コインチェックの補償内容、条件は非常にシンプル。
「二段階認証をしているアカウントで、不正ログインにより損失を被った場合、1回につき最大100万円を補償」です。
やはり二段階認証は必須のようです。なお、ビットフライヤーの二段階認証方法はGmail、SMS、Googleアプリのいずれかから選べましたが、コインチェックではGoogleアプリのみです。
補償があるかないかに関わらず、二段階認証は忘れずに設定しておきましょう。
あと、コインチェックではログイン時にID、もしくはパスワードを複数回間違えた場合、自動的に30分間アカウントがロックされます。
このようなセキュリティのさらなる強化も期待したいですね。公式ページによる解説はこちら
追記:この補償の適用されるのは、「個人アカウントに不正ログインされ、資産が盗難された場合」なので、今回のネム流出事件には適用されない可能性が高いです。
近いうちにコインチェックから対応に関する公式発表があるはずなので、それを待ちましょう。
そもそもこの補償対応はまだ実施されておらず、検討段階であったことが公式会見で明らかになりました。
不正出金に加え、コインの不正送金までカバー
ビットフライヤーの補償内容との最大の違いは、コインの不正送金までカバーされていること。そのため、補償の範囲でいえばコインチェックのほうが優れているといえます。
ただ、補償の上限額は100万円までと、ビットフライヤーと比べると5分の1。これで十分かどうかは個人によるかもしれません。
条件がシンプルすぎるのが逆に不安・・・
補償条件がシンプルなのはありがたいのですが、これはこれで不安な気も・・・。
ビットフライヤーのように条件がガチガチだと、もし条件漏れで補償されなくても納得できますが、具体的な条件が示されていないと、コインチェック側でどうとでも判断できてしまうのではないか?と思ってしまいます。
さすがにそこまであこぎな商売はしないでしょうが、もう少し条件を提示してもらえると、個人的には安心感が生まれますね。
Zaifの補償内容、条件
2017年10月現在、ザイフには補償サービスがありません。なんてこったい。
ビットフライヤーとコインチェックが補償サービスを展開している中、ザイフだけ取り残されるわけにはいかないでしょうから、近いうちにサービスを始めるのでは?と予想しています。
ザイフは手数料が安く済む取引所で、アルトコイン売買時に利用することも多いので、なるべく早めの補償サービス開始を期待したいところです。
ちなみにザイフにもコインチェックと同様、アカウントの自動ロック機能があります。
補償はあくまで不正ログイン、なりすましによる被害にのみ適用
当たり前ですが、個人の操作ミスによる損失の場合、補償は適用されません。また、仮想通貨市場は値動きが激しく、数分でも大きな損失が出る可能性があります。投資は自己責任であることを忘れずに。
セキュリティリスクを最小限にしたいなら、複数の取引所にアカウント登録し、資産を分散させておきましょう。口座を複数開設することには他にも多くのメリットがあるので、めんどくさがらずに登録しておくことを強くおすすめします。
複数の仮想通貨取引所に登録する5つのメリット|仮想通貨投資をするなら取引所を使い分けよう
まとめ
補償の面で取引所の優劣をつけるならば、ビットフライヤー>コインチェック=ザイフとなります。
ただ、パスワードを複雑なものにする、二段階認証を設定するなど、個人でのセキュリティを強化することで、不正ログインによって被害を受ける確率は限りなく小さくできるはず。また、ローカルのウォレットを作成し、そこに保存しておくという手もあります。
お金を扱う大切なアカウントですから、セキュリティは万全なものにしておいてくださいね。
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