※ 2018/08/27更新
安定しているとはいえ、決して給料が高いとは言えない公務員。副業や資産運用で少しでも収入を増やそうと考えるのは当然のことです。
ただ、公務員は副業が禁止されています。バレると最悪、停職や減給の恐れがあります。
しかし、株式投資やFXは副業とはみなされないため、公務員であっても堂々と資産運用ができます。まぁ、自分から稼いでます!と言いふらす人はあまりいませんが・・・。
そしてビットコイン投資も資産運用の一種なので、公務員がビットコイン(仮想通貨)を購入することは問題ありません。
でも投資していることはあんまり周囲にバレたくない・・・という人も大丈夫。公務員がビットコイン投資をできる理由と合わせて、バレずに投資する方法を3つご紹介します。
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公務員の副業が禁止されている理由
公務員法とは、公務員の身分取り扱いについて定められた法律で、給与のことや服務規定も全てここに記されています。国家公務員には「国家公務員法」、地方公務員には「地方公務員法」が適用されます。
副業禁止について書かれているのは、国家公務員法の103条と104条、地方公務員法の38条で、内容は以下の通り。
国家公務員法103条
職員は、商業、工業又は金融業その他営利を目的とする私企業(以下営利企業という。)を営むことを目的とする会社その他の団体の役員、顧問若しくは評議員の職を兼ね、又は自ら営利企業を営んではならない。
国家公務員104条
職員が報酬を得て、営利企業以外の事業の団体の役員、顧問若しくは評議員の職を兼ね、その他いかなる事業に従事し、若しくは事務を行うにも、内閣総理大臣及びその職員の所轄庁の長の許可を要する。
地方公務員法38条
職員は、任命権者の許可を受けなければ、営利を目的とする私企業を営むことを目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則(人事委員会を置かない地方公共団体においては、地方公共団体の規則)で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利を目的とする私企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。
公務員は自分の業務に集中しなければならない
公務員は国のために奉仕する存在であり、自分の業務に集中する義務があります。副業が禁止されているのは、それによる疲れなどで本業に支障が出るおそれがあるためです。
また、国や自治体の秘密が漏れるとマズいという理由もあります。
全ての副業が禁止されているわけではない
公務員法で禁止されているのは、企業の役員や社員になることと、自営業を行うことです。逆に言えば、企業勤めをせず、かつ自営業でなければ、副業をしてもOKということになります。
自営業にあたる範囲は、「人事院規則14-8(営利企業の役員等との兼業)の運用について」に記されています。
不動産投資が許されているのは、一定の規模までなら自営業とみなされないためです。
具体的に言うと、所有する物件が5棟未満で、部屋数が10室未満、かつ賃貸収入が年間500万円未満なら自営業にはあたりません。
また、その規模を超えていても、不動産の管理を管理会社に任せていて、かつ収入が年間500万円以内なら問題ないことになっています。
株式投資やFXについては、何の規定もありません。当然、企業に勤めるわけではありませんし、自営業ともみなされません。つまり、副業にはあたらないというわけです。
ビットコイン投資も資産運用の一種ですから、扱いとしては株やFXと同じ。公務員がビットコイン投資をしても問題ないのは、以上の理由です。
本業をおろそかにするのはNG
投資をしても問題ありませんが、本業に影響が出るのはNGです。
たとえば、深夜まで投資の勉強をしていて業務時間中に居眠りする、とかですね。業務時間中にビットコインやFXの売買をするなんてのはもってのほかです。
それらのことをしてしまい、実際に処分されたケースもちらほらあるので注意してくださいね。仮想通貨投資はあくまで副業と考えておきましょう。
以下の記事では5万円や10万円といった少額から仮想通貨投資を始める方法について解説しています。ぜひ参考にどうぞ。
5万円、10万円からビットコイン投資を始めよう!始め方を解説しました
ビットコイン投資を周囲にバレないようにする3つの方法
お金を稼いでいることはあまり周囲には知られたくないもの。なんとか隠せないものか・・・と考えている人もいるでしょう。
そもそもなぜ副業がバレるのか? 主な理由は以下の3つです。
- 自分で副業していることを喋ってしまう
- 副業している現場を目撃される
- 副業分の住民税が職場に通知され、本業の収入分と合わないので怪しまれる
1は自己責任なので置いときます。2については、職場でチャートを見ながら売買でもしない限り問題ないでしょう。
ネックなのは3の住民税について。副業で収入があると、その額に応じて所得税や住民税を支払わなければいけません。
投資で得た収入に対する税金は、自分で確定申告して納めることになります。ただ、その際にやり方を間違えると副業分の住民税が職場に通知されてしまうんです。
すると当然怪しまれます。本来の住民税より高い金額が通知されるわけですから。これを回避するには、副業分の住民税は全て自分で納め、職場に通知が届かないようにする必要があります。
そのための方法は3つ。
- 住民税の徴収方法を「普通徴収」にする
- 家族の名義でビットコインを購入する
- 購入したビットコインを売却せずに保有し続ける
それぞれ解説しますね。
確定申告時に住民税の徴収方法を「普通徴収」にする
住民税の徴収方法には2通りあり、それぞれ「特別徴収」、「普通徴収」と呼ばれています。確定申告の書類を提出する際に、徴収方法を自分で選びます。2つの違いはこんな感じ。
- 特別徴収:給料からまとめて天引きされる。職場には本業分と副業分を合わせた住民税が通知される
- 普通徴収:副業分の住民税は自分で納める。職場に通知されるのは本業分の住民税のみ
住民税の徴収方法を「特別徴収」にして提出してしまうと、本業と副業の収入をまとめて住民税が計算され、その金額が勤め先に通知されます。これでは副業がバレてしまいますね。
一方、普通徴収なら、副業収入による住民税は自分で手続きして納めることになり、職場に通知されることはありません。自分で手続きするぶん少し面倒ですが、投資のことがバレたくないなら普通徴収を選びましょう。
確定申告の書類に徴収方法を選択する欄がありますから、忘れずに記入するようにしてくださいね。
確定申告の時期は年によって多少違いますが、2月中旬から3月中旬です。逆に言えば、この時期までは税金関係でとくにするべきことはありません。
所得が20万円未満なら、所得税は非課税になるので確定申告はしなくてもOKです。ただ、住民税の申告は別途行わなければいけません。忘れると脱税扱いになることも・・・。
よく20万円未満であれば確定申告は不要!ということを聞きますが、あれは特殊な状況のみです。
不要かどうかの判断が難しいなら、20万円未満でも確定申告するといいですよ。金額が少なければそこまで手間にはなりませんから。
家族の名義でビットコインを購入する
ビットコインを購入するには、「仮想通貨取引所」にアカウント登録(=口座開設)する必要があります。
登録時に個人情報を入力するのですが、このときに自分以外の名前を入力すれば、ビットコイン投資をしているのはその第三者ということになります。
これなら住民税の請求が自分に来ることはありませんから、ビットコイン投資がバレることはありません。
両親や夫、妻の名義で登録するにしても、必ず許可をとってからにしてくださいね。本人確認ができる書類(免許証やパスポート)が必要になるので、準備しておきましょう。
あと、日本円を入金したり出金する際は、登録した名義の銀行口座を利用する必要があります。
妻の名前で登録しておいて、自分の銀行口座から入金するということはできないので注意してください。
また、未成年でも登録できます。その場合は保護者の同意書と本人確認書類が必要です。
購入したビットコインを売却せずに保有し続ける
所得税や住民税がかかるのは、ビットコインを売却して利益が確定したときです。100万円で購入したビットコインを、120万円で売却したら20万円の利益となります。
また、100万円で購入したビットコインが値上がりして、120万円分の何かを購入できた場合も同じく20万円の利益として報告しなければいけません。
対して、売らずに保有している状態なら、いくら含み益があろうともそれに対しては課税されません。
なので、ビットコインを売らずにずっと持っておけば、確定申告も必要ありませんし、住民税でバレることもありません。
一つ注意すべきなのは、「ビットコイン→アルトコイン」や、「アルトコイン→ビットコイン」のトレードでも課税されるということ。
たとえば、100万円で購入したビットコインが値上がりして、それで120万円分の「イーサリアム」というアルトコインにトレードできたとします。
この場合、差額の20万円は利益とみなされ、確定申告で報告しなければいけません。
簡単なまとめ
ここまでの内容をざっくりまとめると、
- ビットコイン投資は副業にはあたらないので、公務員でもビットコインを買える
- 投資で売却益を得たら、確定申告が必要になる
- 周囲バレしたくない、確定申告が面倒なら、長期的に保有するつもりで
ここからはビットコインの購入方法を解説していきますね。それはもう知ってる!という人は、さっそく「BITPoint(ビットポイント)」でビットコインを購入してみましょう。ビットフライヤーはセキュリティが優れていることに定評がある仮想通貨取引所です。
ビットコインの購入方法
ビットコインやアルトコインは「仮想通貨取引所」で売買できます。全ての手続きをネットでできるので、自宅にいながら取引できますよ。さらにアカウント登録だけなら無料です。
ビットコインを買うのに他に準備はいりません。コインの保管や管理は全て取引所側でやってくれますから。
国内だけでも取引所は10社以上ありますが、実際に使うのは以下の3社で十分。
- bitFlyer(ビットフライヤー)※現在は新規受付停止中
- Coincheck(コインチェック)※現在は新規受付停止中
- Zaif(ザイフ)
ユーザー数の多さがTop3の取引所なので、安心して利用できます。
各取引所の特徴
それぞれの取引所の特徴はこんな感じ。
- ビットフライヤー:世界一セキュリティが優秀な取引所と評価されている
- コインチェック:シンプルなサイトデザインで、投資初心者でも使いやすい
- ザイフ:仮想通貨の積立投資サービスが魅力。手数料も安い
投資初心者の方にはビットフライヤーをおすすめします。やはりセキュリティはとても大事なポイント。直近ではコインチェックのハッキング騒動もあり、セキュリティの重要性が改めて認識されつつあります。
ベストなのは複数の取引所に登録して資産を分散させておくことなのですが、まずはビットフライヤーに登録して仮想通貨投資のやり方や雰囲気を知ることをおすすめします。
また、ビットコイン投資を低リスクで始めたいならザイフの「コイン積立」がおすすめ。投資金額だけ設定しておけば、自動的に毎月コツコツ積立投資してくれます。
積立投資は、安定収入があるという公務員の強みを最大に活かせる投資方法ですよ。積立投資についてはあとで少し解説しますね。
ゴリわかくん
ビットフライヤーでのビットコイン購入方法
ビットコインの取引をするにはビットフライヤーにアカウント登録(=口座開設)する必要があります。
登録にかかる時間は5分ほど。免許証やパスポート、マイナンバーカードなど本人確認ができる書類が一つあればOKです。コピーを準備する必要はありません。
また、取引をしない限り手数料はかからないので安心して登録してくださいね。登録方法はこちらの記事を参考にしてください。
ビットフライヤーのアカウント登録方法を画像付きで解説しました
登録したら、まずビットコインを購入するための日本円を入金します。以下の3通りから選べるので、好きな方法で入金しましょう。
- 銀行振込
- コンビニ入金
- クイック入金
クイック入金なら、入金手続きも全てオンラインでできますし、24時間365日入金可能です。入金の反映までも2、3分とスピーディで便利です。
入金が反映されたら、ビットフライヤーログイン画面のサイドバーから「ビットコイン販売所」をクリックします。すると、現時点でのビットコインの購入金額が表示されます。
現時点(2018年3月)でビットコインの価格は、1BTCあたり110万円近くになっています。
そんなん買えるか!と思うかもしれませんが、ビットコインは小数点単位から購入が可能です。たとえば0.1BTCなら11万円くらいですね。もっと小さい単位、たとえば0.001BTCとかもOKです。
小さい金額でも投資できるのが、仮想通貨投資の大きな魅力だといえるでしょう。
購入手順はとても簡単で、買いたい数量を入力し、支払い金額を確認し、「コインを買う」をクリックするだけ。すぐに結果が反映され、購入したビットコインはビットフライヤーの口座に自動保管されます。
もちろん、購入したビットコインは好きなタイミングで売却可能です。値上がりするのを楽しみに待ちましょう。
また、ビットフライヤーではいろんなアルトコインも買えます。100円程度のアルトコインもあるので、数百円からの投資が可能です。仮想通貨に慣れてきたら、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
ザイフのコイン積立サービスについて
まとめて購入すると、高値のときに大量に買ってしまうリスクがあります。また、いつ買うか・・・と常に頭を悩ますことにもなります。
それらを回避したいなら、積立投資が一番。毎月決まった金額でビットコインを購入し、貯金感覚で資産を積み立てていきましょう。
ザイフのコイン積立サービスを利用すれば、毎月自動的に銀行口座から資金が引き落とされ、それでビットコインを購入してくれます。実際の設定画面はこんな感じ。
自分は毎月11,000円を積立投資しています。ビットコインはまとめて購入してあるので、積立はいいかな・・・と思って、アルトコインに分散投資しています。
仮想通貨市場はこれからも右肩上がりに伸びていく可能性が高いので、少額ずつでも積み立てておけば将来的に大きな資産になることを期待できますよ。
金額と投資するコインだけ設定すればOKなので、投資とかよくわからん!でもビットコイン買ってみたい!という人にもおすすめです。
コイン積立サービスの具体的な内容を知りたい人や、自分の投資記録を参考にしたい人は以下の記事をどうぞ。
ザイフのコイン積立のメリット、デメリットと投資成績をまとめました
まとめ
まとめるとこんな感じ。
- 安定収入という強みを活かして、少額からでも資産運用を始めよう
- まずはビットフライヤーで少しだけビットコインを買ってみよう
- 低リスクで仮想通貨投資したいなら、ザイフのコイン積立サービスを使おう
資産運用は早く始めるほど有利です。複利的に資産は増えていくからですね。これからはお金にも働いてもらう時代。銀行で寝かせておくだけなんてもったいないですよ。
また、投資を経験することで自分のレベルアップにもなります。
ビットコインの価格はさらに上昇していくと予想されていますから、購入が遅くなるほど少しだけしか買えなくなります。今日からさっそく、仮想通貨投資を始めてみてくださいね。
ただ、仮想通貨投資は必ず儲かるというわけではありません。リスクをしっかり把握して、余剰資金で行うようにしましょう。