ビットフライヤー(bitFlyer)でビットコインやアルトコインを売買するとき、「販売所」を使っていませんか? もし使っているなら、手数料(スプレッド)だけで3%近く余計に損しているかもしれません。
このページでは、スプレッドとはなにか? スプレッドで損しないためにはどうすればいいのかについて詳しく解説していきますね。
[bitflyer-alert-snippet]スプレッドとは?
スプレッドとは「購入価格と売却価格の差」のこと。画像で見るとわかりやすいです。
そうなんです。購入価格のほうが2万円高いので、買ってすぐに売るとビットコイン1枚あたり2万円損することになります。購入した瞬間は含み損ということですね。利益を出すには最低でも2万円の値上がりを待たなければいけません。
スプレッドは本来の価格に上乗せされた手数料のようなもの。89万円ほどで売り買いできるはずのものが、スプレッドのせいで購入価格が90万円、売却価格が88万円になってしまっているんです。
実際、スプレッドがほとんどない「bitbank(ビットバンク)」という仮想通貨取引所では、同時刻に89万円程度でトレードされていました。
ビットバンクはスプレッドが小さいので評判が高いようです!
当然、スプレッドは大きいほうがユーザーにとっては不利になります。そしてビットフライヤーのスプレッドは他の仮想通貨取引所よりも高めに設定されているんですよ。スプレッドに関しては以下の記事も参考にしてください。
ビットフライヤーはスプレッドが高い
有名な国内取引所のスプレッドをまとめてみました。
取引所名 | スプレッド |
---|---|
ビットフライヤー | 3%~10%程度 |
ザイフ | ほぼゼロ |
ビットバンク | ほぼゼロ |
GMOコイン | 3%程度 |
3%~10%などと記載されているのは、スプレッドはリアルタイムで変動するためです。トレードが活発なとき、つまり暴騰時や暴落時に高くなる傾向があります。
たかが数パーセントと思えるかもしれませんが、しっかり計算してみると支払う手数料にかなりの差が生まれていることがわかります。例として、30万円のトレードをしたときの手数料をまとめました。
取引所名 | 支払う手数料 |
---|---|
ビットフライヤー | 1万円~3万円 |
ザイフ | ほぼゼロ |
ビットバンク | ほぼゼロ |
GMOコイン | 1万円程度 |
ビットフライヤーとザイフ、ビットバンクでは1~3万円ほどの差が生まれています。これを無視できるのはよほどの富豪か大金持ちだけでしょう・・・。
以下の記事では各取引所のスプレッドをさらに詳しく比較しているので、ぜひスプレッドの差を把握しておいてください。
仮想通貨取引所のスプレッドを比較|一番安く仮想通貨を買えるのはどの取引所?
スプレッドを抑えて仮想通貨を安く買う方法
ぶっちゃけ3%以上のスプレッドなんて払っていると養分コースまっしぐらです。スプレッドを回避するために、以下のどちらか2つの方法で仮想通貨を買うようにしましょう。
- ビットフライヤーの「取引所」を使う
- スプレッドが安い仮想通貨取引所(ザイフやビットバンク)を使う
それぞれ詳しく解説していきますね。
ビットフライヤーの「取引所」でトレードする
ビットフライヤーには2つの販売方式があることを知っているでしょうか。それぞれ「販売所」と「取引所」と呼ばれています(bitFlyer Lightningも「取引所」です)。
そして販売所と取引所の違いはこんな感じ。
- 販売所:購入手順がカンタン。その代わり鬼スプレッド
- 取引所:購入手順が少し複雑。スプレッドが激安
上述した3%以上のスプレッドは、販売所でコインを売買したときのみ発生します。つまり、取引所でトレードすればスプレッドを回避できるんです(取引所のスプレッドはほぼゼロ)。
ただ、取引所ではスプレッドの代わりに「取引手数料」が発生します。とはいえ、最大でも取引価格の0.2%しかかからないので、3%以上のスプレッドを支払うより断然マシです。ビットフライヤーで仮想通貨を売買するときは、必ず「取引所」を利用するようにしましょう。
販売所と取引所の違いと特徴をわかりやすく解説!|メリット・デメリットは?
一例として、イーサリアムを取引所(bitFlyer Lightning)で購入する方法を以下の記事で解説しています。取引所でのトレード方法がわからない人はぜひ参考にどうぞ。
ビットフライヤーでは7種類の仮想通貨を売買できます。しかし、取引所でトレードできるのはそのうち以下の3種類のみ。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
他の4種類のコインを購入、売却しようとするともれなく鬼スプレッドの餌食になります。これらのコインを売り買いしたいなら他の仮想通貨取引所を利用しましょう。ここからは、スプレッドが安い仮想通貨取引所を紹介していきますね。
スプレッドが安い仮想通貨取引所を利用する
ある程度メジャーな取引所で、かつスプレッドが安いのは以下の2つ。
- ザイフ
- ビットバンク
この2社ならスプレッドがほぼゼロです。どちらを利用してもOKなのですが、個人的にはビットバンクをおすすめします。その理由は2つあって、以下の通り。
- 取引手数料が無料に設定されている(もちろんスプレッドはほぼなし)
- セキュリティにもしっかり注力している
ザイフよりビットバンクのほうが少しだけ取引手数料が安いです。0.1%ほどの差ですが、安さを追い求めるならビットバンクのほうが有利。
また、ビットバンクは自社セキュリティに関する内容をしっかりアナウンスしており、安心感があります。
ゴリわかくん
ビットフライヤーで取り扱いのある「モナコイン」や「ライトコイン」もラインナップされているので、これらのコインを買う場合は必ずビットバンクを利用しましょう。
ザイフのメリットは「ネム」を取り扱っていること。国内取引所でネムをトレードできるのはザイフだけなので、ネムを買いたいならザイフがおすすめです。
要は、買いたいコインの種類によって取引所を使い分けよう!ということですね。ここまでの内容をまとめると、各取引所で買うべきコインはこんな感じです。
- ビットフライヤー:ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ
- ビットバンク:ライトコイン モナコイン リップル
- ザイフ:ネム
どの取引所もアカウント登録だけなら無料なので、いつでも利用できるようとりあえず登録だけ済ませておきましょう。
登録手続きから実際に利用できるようになるまでは数日かかるので、買いたい!と思ったときに登録しても手遅れです。前もって登録しておき、大切なチャンスを逃さないように注意してくださいね。
アルトコインを買うのにおすすめな取引所を紹介|うまく使い分けてお得に投資しよう
まとめ
手数料を多く支払うことにメリットはなにもありませんから、なるべき安く抑えるべきです。今までビットフライヤーの販売所を利用していた人は、この機会に取引所の使い方を見直してみてくださいね。