国内取引所は「bitFlyer(ビットフライヤー)」や、「Zaif(ザイフ)」が有名ですが、アルトコインを売買するなら「bitbank(ビットバンク)」を強くおすすめします。bitbankの特徴や評判を踏まえながら、その理由を解説していきますね。
「bitbank.cc」と「bitbank.trade」は別物
ビットバンクは2つの取引所を運営しています。1つ目は「bitbank.cc」もう一つは「bitbank.trade」です。名前こそ似ていますが、この2つは全く別の取引所。その特徴やコンセプトも異なるんです。
bitbank.trade:ビットコインFXがメイン(レバレッジ最大20倍・追証なし)
このページで解説するのはbitbank.cc(以下ビットバンク)のほう。bitbank.tradeはやや投資上級者向きであるため、これから投資を始めようとしている人にとってはあまり関係ない取引所といえます。
対して、ビットバンク(bitbank)は初心者から上級者まで使えるように設計されているので、今までに投資経験がない人にもおすすめの取引所ですよ。2つの取引所の違いについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
ビットバンクのメリット
ここからはビットバンク(bitbank)のメリットについて説明していきます。簡単にまとめると、以下の3つ。
アルトコインの指値注文ができる
チャートが見やすくて機能も充実している
アルトコインの売買手数料が安い(無料)
ビットバンクの最大のメリットとして、アルトコインの売買手数料の安さが挙げられます。画像を見るとわかるように、どのコインを取引しても手数料が無料。手数料はユーザーからすると無駄な支出なので、これはとてもありがたいです。
他の取引所と比較してみましょう。コインチェックの手数料は以下の画像の通り。
一見そう見えますが、実はそうではありません。これは「ビットコイン取引所」の手数料であり、アルトコインを売買するときは大きな手数料が発生します。下の画像を見ると一目瞭然。
矢印で指しているのがサイト内に表示されている価格。そして四角内の数字が実際の売買価格です。購入価格も売却価格も、表記価格より3%以上乖離していることがわかります。これを「スプレッド」といい、実質的な手数料になります。
つまり、ビットバンクとコインチェックでは、同じコインで3%以上の価格差があるということ。それなら安いビットバンクで買ったほうがお得です。
売買手数料(スプレッド)の高いコインチェックでアルトコインを買うのはおすすめしません
アルトコインの指値注文ができる
ビットバンクでは取り扱いコインの全てで指値注文が可能です。
たとえば、現在のビットコインが60万円だったとして、58万円で指値注文(買い注文)を出しておくと、ビットコイン価格が58万円に下落したときに設定した枚数を自動的に購入してくれます。もちろん、その価格にならない限りは購入しません。
指値注文のメリットは、常時パソコンやスマホの前に張り付かないで済むようになること。暴騰したときや暴落したときに慌てることもなくなります。この価格を下回るようなら損切りする、ということをあらかじめ設定しておけますから。
ちなみに、ビットバンクで取り扱いのあるアルトコインは以下の6種類。
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
モナコイン(MONA)
ビットコインキャッシュ(BCC)
ライトコイン
リップルを買うなら手数料が安いビットバンクが便利|手数料を比較して解説しました
ライトコインを買うならビットバンクがおすすめ|その理由と購入方法を解説
チャートが見やすく、機能も豊富
ビットバンクでは全ての取り扱いコインのチャートを見ることができます。これが地味にありがたい機能なんです。今までの値動きはどうか、この1時間で価格はどう変動したかをすぐにチェックできるので、よいですね。
他の取引所は一部のコインのチャートしか見れないので、それ以外のコインの動きを追いたい場合は、別のタブでチャートを開いておく必要があります。この作業って意外と面倒ですよね・・・。
また、チャートがシンプルで見やすいのも嬉しいポイント。チャートの見方は慣れるまでよくわからないと思いますが、おおまかな動きを把握できるだけでも全然違いますよ。
チャート分析の機能も充実しています。60種以上のテクニカル分析が可能、ということですが、テクニカル分析を使いこなせる人は・・・いるのかな・・・。
ビットバンクのデメリット
次にビットバンクのデメリットについて見ていきます。こちらもまとめると以下の2つ。
シンプルすぎるゆえに使いにくく感じるかも
大手の取引所と比べると取引高が少なく、流動性に不安がある
ビットバンクは便利な取引所ですが、知名度の問題からか利用者はあまり多くないようです。以下の画像を見るとわかりやすいかも。
取引高を国内取引所で比較すると6番目。コインチェックの100分の1程度しかありません。
取引高の少なさはコインの流動性に大きく影響を与えます。ビットコインはさすがに問題ありませんが、ライトコインやモナコインといったややマイナーなコインだと、十分な流動性が確保されないのでは?という懸念があります。
また、利用者が少ないと、利益不足による取引所の閉鎖のリスクも高まります。とはいえ、ビットバンクには手数料無料という強みもありますし、知名度も上がってきているので、ユーザー数の増加を期待したいところです。
シンプルすぎるゆえに初心者には使いにくく感じるかも
ビットバンクはシンプルで使いやすいデザイン、UIが大きな魅力。ただ、シンプルすぎて仮想通貨投資初心者にはやや使いにくく感じるかもしれません。
公式サイトは説明不足感があり、ビットバンクの使い方を詳しく説明しているサイトも少ないので、自分で触りながら慣れていくしかない、というのもネック。追記:詳しい使い方を解説しました。
ビットバンクの使い方|登録方法や入金手順、指値注文の出し方を解説
ビットバンクのその他の特徴
メリット・デメリットに関してはこんなところです。次は、ビットバンクのセキュリティ面や運営サービスについて紹介しますね。
ビットバンクのセキュリティ面
ビットばバンクのセキュリティは世界水準であると巷では言われていて、セキュリティ面に関してはしっかりとしていると言ってもよいでしょう。
その理由をご紹介いたします。
ビットバンクではログイン時や送金時の二段階認証、SMS認証を設定でき、不正ログインへの対策はしっかり行われています。コインの保存もコールドウォレット(※)によるものなので、ハッキング対策も問題ありません。
ここからが見所で、ビットバンクのセキュリティ面で本当に強いと言われている理由は、ビットバンクはコールドウォレットの運用方法が現段階で確立されているものしか扱わないということです。
ちなみにコールドウォレットでの運用方法が確立されているのは以下の6種類になります。
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCC)、モナコイン(MONA)
不正ログインによる損失への補償
公式サイトを見た限り、不正ログインによる損失への補償に関するテキストは見つけられませんでした。これについては問い合わせ中なので、ビットバンクから返信があったら追記します。
参考記事:ビットフライヤー、コインチェック、ザイフの補償内容、条件をそれぞれまとめた
BTCN(仮想通貨に関するニュースサイト)
「BTCN(bitcoin NEWS)」は、ビットバンク株式会社が運営している仮想通貨に関するニュースサイトで、ほぼ毎日更新されています。
ビットコインやアルトコインの最新情報を知りたい人は、ブックマークに登録しておくといいでしょう。Twitterアカウントもあります。
サイトが軽い
ビットバンクはページをサクサク読み込んでくれるので、表示スピードを調べてみたら、結構優秀な数字が出ました。ザイフと比べるとその差が際立ちます。
ページの表示速度もサイトの使いやすさに直結するので、地味に大きい要素ですよ。
ビットバンクの評判
最後にビットバンクの評判を見てみます。Twitterからいくつか声を拾ってきたので、参考にどうぞ。
リップルを買うなら、ビットバンクccって意外といいぞ。
maker(成行ではなく指値)なら手数料はかからないしね。
Mr.リップルは売りと買いの差がありすぎるし、数量が少ないので大量注文は微妙だった。
ビットバンクccで1週間ほどで+8万円だったけど、割りとありかなと
— かっぱコイン堂@貯金を仮想通貨に投資 (@kappazake) 2017年8月7日
ビットバンクは使いやすいんだけど取引量の少なさがなぁ。もっと派手に動いてほしい
— 投資初心者のぽん (@pon_study9) 2017年10月25日
まとめ
まとめると、
利用者が多くないので、流動性にやや不安がある
セキュリティは他の取引所とあまり変わらず。シンプルなサイトデザインが人気
ビットバンクのアカウント登録にかかる時間は10分程度。ただ、登録後すぐに使えるわけではなく、アカウント承認までに5日程度かかります。使いたくなったときにすぐ使えるよう、早めに登録しておくことをおすすめします。