仮想通貨には「ビットコイン」と、それ以外のコインである「アルトコイン」があります(イーサリアムやリップルが有名)。
アルトコインもビットコインと同じように「仮想通貨取引所」で売買できますが、取引所ごとにラインナップや手数料が大きく異なります。
どの取引所を使うかによって、投資成績は大きく変わってくると言っても過言ではありません。
そこで、自分がアルトコインを買うために普段使っている取引所を4つご紹介します。とりあえずこの4つに登録しておけば、アルトコインの売買で困ることはないはずですよ。
アルトコインの売買におすすめな取引所4つ
4つともメジャーな取引所なので、名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。この4つに登録しておけば、有名どころのアルトコインはほぼ全て購入できます。
- bitFlyer(ビットフライヤー)
- Zaif(ザイフ)
- bitbank(ビットバンク)
- Binance(バイナンス)
これらの取引所がおすすめな理由
取引手数料は収支に直結するとても大きな要素。トレードで儲けても、手数料でそれをチャラにしてたら意味がありませんからね。軽んじていると、結構な損をしているかもしれませんよ。
各取引所の手数料は以下の通りです。
取引所 | 売買手数料 |
---|---|
ビットフライヤー | 0.2% |
ザイフ | 0~0.1% |
ビットバンク | 0% |
バイナンス | 0.05% |
ちなみにコインチェックでアルトコインを買うと3%近い手数料がかかります。
自分も最初知ったときは衝撃的でした。どうしてこんなに手数料が違うのか、その理由については以下の記事を参考にしてください。
スプレッドについて知らないと仮想通貨投資で大きな損をしているかも
また、ユーザー数の多さは、「取引の流動性」に関わってきます。
取引の流動性とは、活発にトレードが行われているかどうかのことをいいます。
トレードは買いたい人と売りたい人がいないと成立しません。そのため、ユーザーが少ないと自分が買いたいときに売りたい人がおらず、好きなタイミングで買えないという状況が起こり得ます。
これ、結構重要なポイントなんです。たとえば暴落時には少しでも早く売りたい!と思うはず。ただ、買い手がいないと売買は成立しないので、素早く売り抜けることができません。売りたくても売れないというのは、かなりの恐怖ですよ。
また、取引所は使い分けることが大事。ラインナップが違うことに加えて、同じ取引所でもコインごとに手数料や流動性が違うんです。買いたいコインによって、利用する取引所を変えるということですね。
なので、「どの取引所が1位か」というような比較はあまり意味がありません。「使い分ける」という意識を持ちましょう。
ここからは、上記の4つの取引所の特徴やアルトコインのラインナップ、コインごとの手数料について詳しく解説していきます。
bitFlyer(ビットフライヤー)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)
イーサリアムクラシック(ETC)
モナコイン(MONA)
リスク(LSK)
国内取引所最大手のビットフライヤー。取引手数料は0.2%です。
また、世界で一番セキュリティに優れている仮想通貨取引所としても評価されています。
bitFlyerはセキュリティで世界一と評価されました。https://t.co/JmhB5jv6AU pic.twitter.com/D4LeRUicPa
— 加納裕三 (Yuzo Kano) (@YuzoKano) 2018年2月3日
ビットフライヤーでは全部で6種類のアルトコインを売買できますが、「イーサリアム」と「ビットコインキャッシュ」以外のコインは買わないことをおすすめします。
ビットフライヤーには「取引所」と「販売所」があり、それぞれ設定されている手数料が大きく違います。
取引所だと0.2%ですが、販売所だと5%以上のボッタクリ価格になるので、利用は避けるべきです。販売所と取引所の違いについては以下の記事を参考にしてください。
販売所と取引所の違いと特徴をわかりやすく解説!|メリット・デメリットは?
ビットフライヤーにおいて取引所で買えるのは「イーサリアム」と「ビットコインキャッシュ」のみ。他の4種類は販売所でしか買えないので、ビットフライヤー以外の取引所で買うようにしましょう。
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Zaif(ザイフ)
モナコイン(MONA)
イーサリアム(ETH)
ビットコインキャッシュ(BCH)
規模的には国内取引所で3番目のザイフ。取引手数料は0%、または0.1%となっています。
「maker」と「taker」については以下の記事を参考にしてください。
maker手数料とtaker手数料の違いを知ってお得に仮想通貨投資をしよう
ザイフではアルトコイン以外にも「トークン」を豊富に扱っており、それらへ投資できるのが魅力の一つです。
また、「コイン積立」という自動積立投資サービスを行っている唯一の取引所です。低リスクで仮想通貨投資を始めたい人におすすめのサービスですよ。コイン積立の具体的なサービス内容については、以下の記事を参考にしてください。
ザイフの仮想通貨の積立投資は儲かる?Zaifのコイン積立の投資成績を公開
この2種類はビットフライヤーで買うべきです。というのも、ザイフはユーザー数がそこまで多くないため、前述した「取引の流動性」があまり高くないんです。
ネムなら問題ありませんが、イーサリアムとビットコインキャッシュについては板が薄すぎます。ビットフライヤーなら十分な流動性が確保されているので、そちらを優先的に使うことをおすすめしますよ。
モナコインについても、後述するビットバンクをおすすめします。ザイフはネム専用の取引所と考えておくといいですよ。
bitbank(ビットバンク)
イーサリアム(ETH)
ライトコイン(LTC)
モナコイン(MONA)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ビットバンクは取引手数料無料キャンペーンを実施しており、全てのコインを手数料無し(0%)で買えます。
言うまでもなくこれはめちゃくちゃ大きなメリットなので、積極的に使っていきましょう。
ただ、イーサリアムとビットコインキャッシュはビットフライヤーで買うことをおすすめします。これも流動性の問題ですね。他のコインについては問題ないので、使い倒していきましょう。
Binance(バイナンス)
バイナンスの魅力は取り扱いコインの多さ。圧巻の50種類以上で、国内取引所では買えないコインも多く取り扱われています。トレードの選択肢が大きく広がりますよ。取引手数料も0.05%と激安です。
アルトコインで大きな利益を狙いたい人は、海外取引所でマイナーコインを狙い撃ちする必要があるので、そういった意味でも利用は必須です。
最近は海外取引所の利用がスタンダードになりつつあるので、アカウント登録がまだならぜひ登録しておきましょう。
海外取引所では日本円の入金ができません。そのため、「ビットコインでアルトコインを買う」ことになります。
なので、まず国内取引所でビットコインを買い、それをバイナンスに送るステップが必要であることに注意してくださいね。
バイナンスの登録方法や使い方については以下の記事を参考にしてください。
まとめ
個人的にとくにおすすめする取引所は、ビットバンクとバイナンスです。
この2つは手数料が安く、サイトデザイン(UI)も非常に使いやすいので、ガシガシ使っていくといいですよ。
間違っても、ビットフライヤーの「販売所」を使って5%近い手数料を支払う、なんてことのないようにしましょう。